2012 東日本震災 復興支援活動 ーGIFT BY GIFT FOR A BETTER WORLDー
特別支援学校との連携活動 ーふれる・もつ・かんじる 展ー
「ふれる・もつ・かんじる展」は平成22年から東京学芸大学 美術科洋画研究室が中心となり芸術館で行う展示、WS活動である。インクルーシブ教育システムの構築や、障害を持つ子どもを巻き込んだ学習・文化活動の必要は以前から指摘されているが、その取り組みは十分とはいえない。造形活動の分野においては特に実践例が少ない。本事業ではワークショップのなかで様々な障害種の子どもと、障害をもたない多様な年齢の子どもが、同じ場で協力して作品を作り、展示を行う。この活動は地域の障害をもつ子どもと、もたない子どもとの交流の場となり、インクルーシブ教育を通した共生社会の足がかりとして、貴重なモデルを提示である。小平市および近隣特別支援学校との連携事業として重度重複障害児を対象とした特別支援教育、美術教育、インクルーシブ教育のモデルを探るとともに、小金井、小平を中心とした地域に提唱したいと考えてます。
2017,2018 東日本震災 復興支援活動 「一本の糸からはじまる物語」
会場:仙台メディアテーク 1Fオープンスクエアー 2018/1/18(木)〜1/21(日)
会場:東京学芸大学美術棟ギャラリー 2018/1/26(金)〜2/4(日)
織物は古代から世界中で実用性、記録、美的追求として作られています。また織る行為は様々な神話で人生のメタファー(隠喩)として使われています。
思い起こせば生まれて最初に触れる素材も布であり生活に欠かすことのできない素材です。多くの織物は縦糸と横糸で出来ています。今回の裂き織りプロジェクトは縦に張った糸に切った布を横糸として織り込み制作を続けています。時間をかけて少しずつ下面から成長する裂き織布は予想もしない形、色彩が生まれます。
「みの」コンセプト: みの・蓑は昔から各地で身近にある自然素材を編むことで作られ環境から暖かく身を守ります。岩手、宮城、福島の方々の作った一つ一つの裂き織布は皆で話し合い繋ぎ縫い合せて「みの」作品となっています。織る、縫う活動を共に行う事は其々の地域で制作した人々の時間、経験を暖かく包み記憶します。
「一本の糸からはじまる物語」ワークショップ :会場では「裂き織り」と「心をつなぐメッセージ」を行います。どちらのワークショップも岩手、宮城、福島の方々の使用した糸、布を使用します。参加者の作った作品は「みの」に繋がり作品は日々成長します。 2017/11 Christine Pellé